歯が抜けそうで将来が不安で仕方がない【40代前半 / 女性】

CASE01 治療前
BEFORE
CASE01 治療後
AFTER

治療の詳細

義歯の種類

上下の総義歯

製作方法

2回法(仮義歯+本義歯)

治療内容

「全体的に歯がグラグラで部分義歯を作ったが気持ち悪くて入れていられず、噛むこともできない、将来が不安で仕方がない」というお悩みでカウンセリングにいらっしゃいました。
患者様の状態は、遺伝性が疑われている若年性歯周病という全ての歯が40代前半からグラグラしてしまい、放置すれば抜けてしまう疾患でした。「綺麗になるならグラグラな歯は全て抜歯することも厭わない」と強い覚悟をお持ちで、地元の総合病院にて2泊3日の入院で、上14歯、下12歯の全てを抜歯しました。その後、型どりから当院での治療を開始しました。
元々前歯が出ていたということでしたが、折角なので、綺麗になりたいとのご希望で、お話し合いを重ね、理想的な前歯の出具合を決めました。仮義歯で約1ヶ月間、実際に生活していただき、前歯の出具合、口元の雰囲気、しっかり噛めるかどうかをチェックしていただき、新たに気付く点などを本義歯に反映して完成装着となりました。「いつ歯が抜けるか不安でいっぱいでしたが、そんなことは全く忘れてしまうぐらい、綺麗になってうれしい」と、物静かな方ですが、満面の笑顔で明るくおっしゃっていました。

期間

3ヶ月

費用

合計:2,200,000円(税別)
(上下仮義歯+上下本義歯+治療費)

当院の治療は保険外の治療となります。
治療費の3割だけを負担すればよい保険治療とは違い、費用を全て患者様のご負担となりますのでご注意ください。

リスクとその対策

下記参照

治療内容

  1. 当院は、最初にじっくりとカウンセリングをさせていただきます。カウンセリングでは、ご希望やお悩みをすべてお伺いし、レントゲン等の検査をさせていただきます。それらをもとに患者様が現在どのような状態なのか?どのような治療の選択肢があるのか?義歯だけではなく、インプラント、ブリッジ等も含め、考えられる全ての選択肢をご説明し、選択していただけます。
  2. 義歯を選択された場合のみ当院で治療をさせていただきます。抜歯が必要な場合、遠方から来院される患者様は、基本的には地元の総合病院の口腔外科で抜歯されてから、当院にて義歯治療を開始いたします。
    ※当院での抜歯が可能な場合もありますのでご相談ください。
  3. 当院の義歯製作工程
    ①仮義歯無しの場合:型採り→口腔内の義歯の位置決め→試着→本義歯セット→調整
    ②仮義歯有りの場合:型採り→口腔内の義歯の位置決め→試着→仮義歯セット→本義歯のためのカウンセリング、調整、修正→本義歯セット→調整
    義歯は実際の生活で使ってみないと分からないことが沢山あります。当院の義歯製作フィードバック方式は、本義歯を想定した仮義歯で「違和感」「外見」「発音」「食べ心地」などを、ご自宅での日常生活で試すことができます。仮義歯で「全てOK!」という結果が出てから仮義歯と寸分違わぬ本義歯が出来上がるのが特徴であり、大きなメリットです。
  4. 義歯製作の平均通院回数
    ・仮義歯(リハビリ義歯)無し:完成まで4回
    ・仮義歯(リハビリ義歯)有り:仮義歯の完成まで4回、本義歯の完成まで3回、合計7回 
    ※治療の内容により回数が多少増えることもございます。

総義歯のリスクとその対処

  1. 経年変化として歯肉、顎の骨がわずかに減っていき、義歯が緩くなるリスクがあります。その場合、義歯自体を作り直す必要はなく、歯肉や骨が減った分のみを足して緩みを取ることが可能です。
  2. 人工歯が摩耗し、噛み合わせのバランスが崩れ義歯全体が外れやすくなるリスクがあります。その場合、義歯自体を作り直す必要はなく、人工歯のみ交換する事が可能です。
  3. 義歯を構成する材料であるレジンや金属、また調整に使用するその他の歯科材料に対してアレルギー反応を起こすリスクがあります。その場合、アレルギー反応を起こした材料の代替材料を使用する事が可能です。