入れ歯の同じところが割れる!入れ歯の専門歯科医師が解説します

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何回修理しても、いつも同じところが割れます


「修理をしてもらうのですが、同じところが割れるので修理がきちんと出来ていないのではないでしょうか?」「入れ歯自体がもう限界なのでしょうか?」という質問をお受けすることがあります。

同じところが複数回われるには原因があります

1、修理した箇所が弱くなっている

基本的に修理するときに使う材料は、もともと完成品の入れ歯の材質より少し弱いです。その材料を使う理由は、その場で修理が完了するので、強度に不安は残りますがよく使われます。

対処法
・修理時に強固な補強線を入れる
・一度、技工所に出して、完成品と同じ材料で修理する。

2、噛み合わせの変化や歯ぐきが痩せたことによる不適合が起きている

 上顎の入れ歯の中央が何度も割れる場合はこのケースです。

対処法
かみ合わせの変化やアンバランス、歯茎が痩せたことによる不適合を修正することが重要です。それを根本的に改善しないで修理だけしますと、何度も割れることを繰り返します。

3、元々の入れ歯のデザインに不備がある



歯が並んでいる位置や歯の向きなどのデザインに不備があっても入れ歯は割れます。何度も割れる場合はこの原因が割れる原因ということも少なくありません。

対処法
作り直しすることが1番の近道です。

まとめ


まずは原因を特定して、それを解決する修理をすれば、入れ歯を作り直ししなくても済む場合があります。
是非、歯科医師にご相談ください。

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