“息が漏れて話しにくい“ 40代女性 部分入れ歯 S様のエピソード

ご来院のきっかけは、転院です。転院された理由として、「前の先生とソリが合わなかった」とおっしゃっていました。

また、ご自身の歯は下が前歯2本、左上の奥歯が3本と少なかったため、入れ歯専門医院で作らないとダメだろうなと思っていらっしゃったようです。

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ご来院時のお悩みは??

・息が漏れて話にくい

・上の入れ歯が合わない

・前の先生(転院前)とソリが合わなかった

・現在、保険の入れ歯を入れているので、自費で作りたい

・顔が下がってきた気がする

・顔がいつも筋肉痛のような違和感がある

・「さしすせそ」の発音がしにくい

などがありました。

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入れ歯に求める優先順位は?

入れ歯の優先順位は人それぞれです。患者様の優先順位は歯科医師のそれを超えるものでなくてはいけません。

S様の優先順位は

1.話しやすさ

2.見た目

3.噛む力

という順位です。

まだS様は40代と年齢もお若い女性の方でしたので、話すことも、見た目も社会と関わっていくにはとても重要な項目です。S様の優先順位をしっかり頭に置いて全力で治療させて頂くことをお約束いたしました。

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入れ歯を作るだけが治療ではありません

S様は、はじめにご来院された時から、しばらくの間「心のケア」がメインでした。

入れ歯の悩み、仕事の悩みなどがあったと思います。

笑うことも全くありませんでした。

治療を開始するまでにカウンセリングを含めて3回通われ、ゆっくりゆっくりの治療でした。

仮歯の試着をした頃から、未来を感じることができたのでしょう!?少しずつ表情も柔らかくなってお話も沢山ではないですが徐々にされるようになっていきました。

最後には、「本当にこちらに来て良かった、もっと早く来れば良かった!」と笑顔でお話ししていただき、こちらもホッと胸を撫で下ろす想いでした。

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見た目も発音もすべてチェック

どなた様も全員、発音チェックを行います。

発音はどうしても訓練と慣れが一定期間必要な項目です。

S様は仮歯のうちにそれらは終了し「もう気になりません」ということでした。

「話しやすさ」が第一優先でしたが、入れ歯を入れると、お顔がとても若返ったようでした。

実年齢は45歳。しかし入れ歯を入れると30代ようでした。表情筋が回復してお顔が張った為だと思います。

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調子が良ければ、調整やメンテナンスの必要はありません

新しい入れ歯は噛むことも問題なく、よく食べられるとおっしゃっていました。

また、メインテナンスを気にされていましたが、当院の方針は、毎日の入れ歯のお手入れ以外、歯科医院の方に定期的に来て頂いてのメインテナンスは必要有りません。

もし何か不具合を少しでも感じたらご連絡頂ければそれからで十分です。

入れ歯の調子の良い時に欲を出して調整すると壊してしまうこともありますので、日々のお手入れをお願い致します。

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