人前で口を開けて笑えなかった患者様のエピソード(栃木県 S様)

栃木県にお住いのS様が当院へお越しいただくきっかけとなったのはインプラントでした。

最初はインプラントをするつもりだったそうです。

いきなりインプラントをいれるよりも「まずは入れ歯を入れてみたら?」と他院で言われた事がきっかけとお話ししていました。

インプラントの治療は手術が必要です。
手術という事で費用もかかりますし、器具を埋め込むことから体への負担もかかります。

それから入れ歯を入れることを検討し始めたと伺いました。

当院へお越しいただくいたのはたまたま当院が近くにある事を知っていただそうです。
入れ歯を勧められてからすぐにご来院してくださいました。

 

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人前で口を開けて笑う事ができないことがお悩み

ご来院当時、S様は以下のようなお悩みがありました。

  • 人前で口を開けて笑う事も出来ない。
  • 発音も上手くできないような気がする。
  • 歯の色、形すべてが気に入らない。

S様が気に入らないとおっしゃっている歯は上の歯に仮歯のブリッジが入った状態でした。
下の歯は保険の部分入れ歯が入っていました。

上の歯は仮歯まで作ってブリッジが完成する前の状態で通院をやめてしまっていたようです。

その為、ブリッジがすぐに取れてしまう状態でした。
カウンセリングの時にその場で取って見せてくれる簡単に外れてしまう状態だったのです。

しかも、仮歯なので自然な歯の見た目とは程遠い状態です。
例えるなら子供が遊ぶおもちゃのブロックのような歯でした。

それだけではなく、ブリッジの前歯が浮いて出っ歯の様な見た目だったのです。

このような状態だった事もあり上の歯は残っている3本すべて抜き総入れ歯にすることに。

下の歯は元から保険の部分入れ歯が入っていました。

保険の部分入れ歯はバネ部分が銀で出来ているので目立ってしまいます。
その為、バネがピンク色の部分入れ歯を作ることで治療がスタートしました。

 

見た目を綺麗にするために上下総入れ歯に

いよいよ、S様の治療がはじまりました。

上の歯に仮歯が入った状態を家族に見せたところ「下の残っている歯がまだ綺麗じゃない」と言われたそうです。

残っている歯は6本、しっかりとした歯でした。
抜いて入れ歯にする必要はありませんでしたが審美性を考慮して全て抜くという決断をされたのです。

ご自身の前歯を残しての部分入れ歯は難症例という事もあり
予定していた治療方法を変え、上下総入れ歯の治療になりました。

 

前歯の残った部分入れ歯は難症例

なぜ、ご自身の前歯がある状態での部分入れ歯製作は難症例なのかというと
残っている前歯に合わせて入れ歯をつくらなければなりません。

残っている歯と言っても100点満点の状態で残っている人はほとんどいないのです。

前歯が悪い状態で残っていたらその状態に合わせた噛み合わせで入れ歯を作ります。
その為、結果的に良くない噛み合わせの入れ歯が出来てしまうのです。

これらを考慮すると、上下総入れ歯だと最初から良い噛み合わせの入れ歯を作ることが可能です。

 

スムーズな治療で最短で通院が終了

理想の入れ歯製作は本入れ歯を作る前に仮歯を作ってお口のリハビリをします。
リハビリの必要性は『仮歯の重要な役割』をご覧ください。

当院では仮歯でリハビリをする際に気を付けていただきたいことを2つお伝えしています。

歯と歯を触れないようにする

噛みしめたり、歯と歯が触れた状態ですと歯茎がうっ血してしまい痛みが出てしまいます。

 

食事は前歯で噛まない

前歯で噛むと入れ歯が外れやすくなってしまいます。

ご自身の歯があるときは意識しせずに食事をしていたかと思いますが入れ歯を装着したら奥歯で噛んでください。

 

これらをきっちりと守っていただくと本入れ歯ができた時、入れ歯の違和感が少なくスムーズに日常生活をすることができます。
ただ、中には上記のルールを守れない方もいるのです。

そうすると入れ歯が痛くて入れていられなくなったり、食べ物が噛めなくなったりして本入れ歯の生活に支障が出てしまいます。

S様の場合は当院でお伝えしたルールをきちんと守ってくださったことで最短の回数で治療を終えることが出来ました。

 

今ではコンプレックスがなくなりストレスのない生活を送っています

治療前は人前で口をあけて笑う事も出来なかったS様。
発音もうまくできていないのではないかとお悩みでした。

入れ歯を作るときは『今よりマシになればいい・・・』程度の気持ちだったそうです。

今では思っていた以上に自然な歯の仕上がりに満足していただいています。

 

 

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