入れ歯をつくるための、歯科恐怖症の治し方

入れ歯をつくろうとするときの歯科恐怖症の治し方とは?

歯科が怖くて、怖くてしょうがない。

歯科医院の前を通っただけであぶら汗が出て、嫌な気持ちになる。

明日、歯科の予約が入っていると眠れない、体調を崩してしまう。

 

 

歯科治療が大嫌いな方、

大嫌いを通り越して、

恐怖心で一杯で歯科恐怖症のレベルの方もいらっしゃいます。

 

恐怖心が異常に強い方は、どうしても歯科医院から足が遠のいてしまいますので

お口の中の状態を悪くしてしまいます。

原因は、一般には虫歯であったり、歯周病であったりしますが、噛み合わせの崩壊が進み、二進も三進もいかない状態にまで追い込まれて行ってしまうのが現状です。

 

それが、働き盛りの30代~50代、60代となってくると悩みは深刻です。

仕事上、人とかかわりを持つ方が殆どでしょうから、審美的に、また会話での発音に支障が出てしまっていて、仕事に集中できずに辛い毎日を過ごしていらっしゃるのではないでしょうか?

今回は入れ歯デンタルクリニック・佐野が取り組んで大きな成果を出している方法をご紹介します。現在までに50人を超える歯科恐怖症レベルの方が脱落することもなく治療を終了しています。参考にしてみて下さい。

※この方法は入れ歯自体に、違和感的な恐怖心を減ずるための方法ではなく、入れ歯が出来上がる前段階の抜歯や歯の治療に対して行われているものです。

 

 

歯科恐怖症を克服する効果的な3つのポイント

 

1.恐怖心とは自分自身を守る危険回避システムであると認識する

まず初めに認識して頂きたいのは恐怖心は ”悪者” ではないという事です。

恐怖心は自分の身を守るために起きている感情であり危険回避システムです。

これがなかったら、人間は事故に遭う可能性も高くなり、様々な危険にさらされ

あっという間に命を落としてしまうでしょう。

 

歯科恐怖症は、過去の歯科医院での恐怖体験から自分を守っているわけです。

当然の感情です。

 

ですので、恐怖心が少しばかり強く働いても、それを負い目に感じることなく

人間の自然な反応なんだと受け入れてみて下さい。

 

 

2.怖い事の明確化

恐怖心の強い方にお話を聞くと、殆どの方が、漠然と恐怖心を感じていることに気が付きます。

 

まずはその恐怖心の原因となった体験を、お辛いでしょうが思い出してみて下さい。

そして、何が怖かったのか、嫌だったのか、紙に書くなり、声に出して言ってみるなりしてみて下さい。

歯科治療中の何が怖かったのか?何が嫌だったのか?明確にしてみるのです。

例えば

・麻酔がすごく痛かった。

・麻酔が効いていないのに「ちょっと我慢して」とか「頑張って」などの

声をかけられ、痛みが出ているにもかかわらず、治療を続行された。

・歯科医に行くたびに叱られた。

・「どうしてこんなに悪くしたんだと」叱られている声が隣の患者さんに

まる聞こえで、すごく恥ずかしかった。

挙げればきりがありませんが、これが次回からの恐怖心になっていくのです。

 

例えば

・治療中、急にすごい痛みが襲ってくるのではないだろうか?

・また叱られるのではないだろうか?

・また隣の患者さんに聞こえて恥ずかしい思いをするのではないだろうか?

 

人により様々で、回数ではないのです。その人の恐怖体験の総合計量が関係しているのだと思います。

 

一回があまりにも辛ければ、一回でなってしまいます。

一回の大きさはそうでもないが。毎回毎回の積み重ねで恐怖心に変わってしまう場合もあります。

 

大切なのは漠然と怖い怖いと思っているのではなく、何が怖いか明確に意識することです。

 

 

3.悪いイメージを塗り替える歯科医師宣言

2.でお聞きした実際の項目に対して、歯科医がその恐怖心の発生の原因の排除宣

言をし、その通りに治療を進めることで、過去の怖い体験のイメージを塗り替える

ことが出来ます。

 

恐怖の原因、排除宣言例

「麻酔は、針を刺したときに少しでも痛くないように初めに表面麻酔をします。

麻酔機は、自動制御で少しずつ麻酔液が出る麻酔機を使って、

一番細い針でします。また麻酔している時に音楽が麻酔機から流れますので

何の曲か考えてみて下さい、とても有名な誰でも知っている曲です。

通常の治療で、針を刺す痛みをゼロにすることはできませんが、

これで、ほんのわずかになりまが、もし痛かったら手を挙げて下さい。

必ずやめます。

私は、我慢できない痛みがあるにもかかわらず、

「頑張ってください」 とか「 我慢してください」とは

絶対に言いません。」

 

というように宣言をし、その通りに実行します。

 

歯科医側は、

・約束ともいうべき宣言を必ず守ること。

・これ以上ないというくらいに、患者さんの明確になった恐怖心に気を使い、

それが伝わる様にすること。

 

これらにより、患者さんと歯科医師の間には信頼関係が生まれ、1~2回で恐怖心は半減します。その後は焦らず、繰り返すだけです。半減してしまえば、患者さん側でも治療に対する意欲がわいてきて、一般の方と同じように行えるようになっていきます。

 

この2.3の方法は恐怖症を克服する時の「暴露療法」という分野に分類されます。

 

 

まとめ

・恐怖心は決して ”悪者” ではなく、正当な危険回避システムである。

・漠然と怖がるのを止め、何が怖いか明確にする。

・明確になった恐怖心に対しての歯科医師が発生の原因の排除宣言をする。た

・恐怖心の対象のイメージを塗り替えることが必要。

 

歯科治療に対する恐怖心から、歯科治療を受けることが出来ないで、

日々悩み、将来に不安を抱えているあなた、まず問い合わせ下さい。

予約を取るためにとか考えずに、とりあえず問い合わせてみて下さい。

行動の先には、しあわせな暮らしが待っています。

 

 

入れ歯デンタルクリニック・佐野

 

 

 

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